任意売却概要
任意売却のことを解説します。
任意売却というのは競売不動産の所有者と債権者が協議して、買受人に売却すること言います。
債務者が債権者のために、2000万の建物に抵当権を設定し、1500万を借り受けるとします。
債務者が借金を返済できなくなると、債権者は競売の申し立てを行ったとしても、2000万の建物は、 競売市場では三割、四割減の1200万弱の価額しか設定されません。
競売にかけるからといって、売却されるとは限りませんし、手続きにも時間がかかりますので、債権者としても、好んで競売を行わないと思います。 債権者もすぐにでもお金を回収したいために。
そこで買受人が債権者と直接交渉して、競売不動産を売買契約を成立させてしまおうというのが、任意売却による購入方法です。
上記の例で言いますと、買受人は債権者に1200万で競売不動産を購入したいと申しでて、 競売不動産を買えば、競売手続きによる、面倒くささや、競売に伴う諸費用などをカットすることができるのです。
任意売却の問題点として
上記の例で考えますと、任意売却は債務者、債権者にとってメリットがあるようにも思われますが、現実問題として以下の問題があります。 まず、任意売却を成立させるためには、担保権者全員の同意が必要です。これは必ず必要なことです。
どういうことかと言いますと、二番抵当、三番抵当など、抵当権が沢山ついている場合に、彼らに担保解除料を支払う必要がうまれてきます。 一般的に言われるハンコ代金。そしてなによりも、物件所有者の同意が必要なのです。
なぜここが問題になるかと言いますと、競売の場合、実質的に物件が落札されるまでは、一年半から二年かかります。 昔に比べ、競売までの時間は早くなったと言われていますが、実質これぐらいの期間はかかります。
任意売却の場合、落札されますと、物件所有者はその時点で物件をしようすることができなくなります。
競売の場合は競売されるまでは、物件に住むことができます。一年半から二年近くも家賃を払わず、住むことができるのが競売のある意味ではメリットであります。
住宅ローンの返済に回す金銭を、確保しておき、競売された後の生活を考えるとかなりのメリットがあるわけです。
基本的に競売だろうと、任意売却だろうと、物件をとられることには変わりなく、処分した後の債務もきちんと残ります。
住む場所を確保できることを考えますと、競売のほうがある意味チャンスと捉えることもできあす。
任意売却のメリット、デメリット
任意売却は近年専門の業者が、相談料をとり、商売にしているところが多々あります。 検索してもらえば分かりますが、かなりの業者が存在しています。
任売のメリットを前面に押し出し、任売の方向でもっていこうとするのも分かりますが、 世の中基本的に借金者を助けたいとかいう、慈善精神でしている者はいません。利益を追求するのが会社なのですかから。
競売に比べ、多少が債務者主導で協議ができるので、やたらメリットとして注目を浴びているのではないでしょうか。 基本的に私ならば任意売却などという、競売と対して変わらないような方法はとりません。
方法は別に沢山ありますし、業者に料金を払うのが嫌であります。 ちなみに業者に払う料金はかなりの高額であります。
業者任せにするのではなく、債務者本人が知識をつけ、知恵をつけ債権者と協議することのほうが、あなたの今後の人生にとってはプラスになると思います。
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