自己破産右肩上がり
近年者自己破産が急増している、特にここ数年凄い勢いであります。 個人的な感想ではありますが、急増した原因として
* サラ金(消費者金融)の信用貸しの台頭
* 出口の見えない、デフレスパリラルによる不況
* マスメディアが無差別に垂れ流す、CMなどによる、借金への嫌悪感の希薄
* 自己破産マニュアルに関する書物の流通による、債務者の知識向上 などがあげられると思います。
またこの中でも特に重要なのが、借金に対する意識の低下は重要であると思われる。 一昔前であれば借金といえば暗く、ダーティーなイメージがつきまとっていたものであります。
個人的な意見ではあるが、むじん君は、個人の自己破産を増加させた一番の要因であると思われます。 しかし増加傾向と言いましても、米国に比べるとまだまだ破産者は少ないようであります。
米国に比べ自己破産者が少ない要因として、次のことが考えられます。
* 日本人は真面目な性格が多い。外人との付き合いもありますが、外人に比べ、 日本人は借金は必ず返さないといけないとか、わけの分からない脅迫観念が働いている。 義務教育の道徳教育が元凶の一つと思われる。
* 高学歴社会といわれる日本でありが、債務処理に関する知識が乏しい。無知
* 多重債務者が相談するべき場所が、どこにあるかわからない。
* 弁護士などに依頼すると、高額というイメージがあるので、自己破産に対してしり込みしてしまう。
多重債務の状態がとる行動として、まず一番最初にしてもらたいのですが、自分で知識と知恵を身につけることであります。 幸い日本はネットのインフラも整っていますので、ネットによる情報でかなりの知識を得ることが可能であります。
その上で債務の状態が深刻であるならば、さっさと自己破産するべきです。
はっきり言います。多重債務者の方は自己破産しなさい。
弁護士に相談する費用や、予納金がない方は、財団法人法律扶助協会というところが、一部を扶助してくれるケースもあるので、電話してください。
多重債務の者がする行動として、サラ金の返済をするために、他者から借り返済という方がいますが、あほですか・・・ そんなくだらない時間を使うぐらいでしたら、さっさと自己破産しましょう。
自己破産はデメリットもありますが、財産も地位も名誉もない者にとっては関係なく、むしろメリットだらけであります。 以下後述します。
サラ金二つの金利
金利には利息制限法と出資法による二つの金利があります。 近年新聞やTVなどでもよく取り上げられているので、ご存知の方も多いとは思いますが、重要な事項なので詳しく解説します。
利息制限法はその金利(元本100万以上の場合は年利15%)を超える利息は無効となっている。 10万未満ならば年20%、10万以上百万未満なら18%となる。
一方出資法では、年利29.24%(うるう年は29.28%)を超える利息の契約は、法律違反により刑事罰が科せられます。
さてなにが問題かといいますと、この利息制限法の金利と出資法の金利の間の金利、グレーゾーン金利が問題なのであります。
グレーゾーンは20%から29.4%の間の金利です。最高裁による判例が根付いた今となっては、説明するのもアホらしいですが、簡易的に言いますと
* グレーゾーンの金利は利息制限法に違反しまくりだが、刑事罰がない
* グレーゾーン金利は民事的には無効だが、刑事罰はないということです。
最高裁判所は「支払い済みのグレーゾーンの金利は借金の元本に充当」 「元本に充当したら、元本全部弁済しちった場合、余分に払った過払い金の返還を求めていいよ」という画期的な判決をだしてくれました。 この裁判官、まさしく庶民の味方であります。
この判例があるので、多重債務で大変な方、債権者と交渉する場合以下のように担当者に言ってやってください。
1. 多重債務で苦しくどうすることもできないから、今後の返済は利息制限法の金利で返済するぞ
2. 今まで払ったグレーの部分の利息は、元本に充当してよ
3. 計算した結果として、余分に支払ったていたようなら、余分に払った銭返せ とでも言ってください。 十年以上もサラ金と仲良くお付き合いしてるあなた、チャンスですよ。数十万ぐらいは、返還金として戻ってきます。本当です。
みなし弁済規定というふざけた文言がありますが、この文言の前提条件を満たしているサラ金はほとんどないので、 安心してサラ金と闘ってください。心配なら弁護士に相談するように。
しかし、サラ金にしろ銀行にしろハイエナですな・・・
あんたら地獄におちるよ?
サービサーと言いますと、大袈裟ですが要するに
債権回収屋さんです。
サービサーに債権譲渡されて、困ってる方は、書籍
などで調べますが、私の経験上、有効な書籍はあり
ませんでした。
このサイトには、サービサーとの交渉までも、具体
的に解説していますので、当サイトを有効にご活用ください。
当サイトの内容は、私が個人的に体験したことを
もとに、構成しています。当サイトの内容を実際に
行動して起こった事由に対して、当管理者は一切関知
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